ますます混迷 日本人ルーツ

国立科学博物館など50人ほどの専門家による「ヤポネシアゲノムプロジェクト」分析が終わって日本人ルーツ探しはかえって混迷を深めている。
これまで日本人の起源は列島に住み着いていた縄文人に大陸からの渡来集団が混血して弥生人となり現代の日本人につながったとする「二重構造モデル」が定説だった。しかし縄文人は北東・東南アジアのどこのグループにも属さない独自の集団だったこと。最初の弥生人は民族のルツボのような混血集団であったこと。しかも渡来人の中には既に縄文人遺伝子を持つ集団もいたことなど、弥生人の定説を見直す必要が出てきたと云う。でもやっぱり我らのルーツは何としても知りたいナ。別のDNA分析では縄文人に一番近い民族は「ブリヤート人」バイカル湖周辺とモンゴル東部に住む50万人ほどの小さな集団だそうな。確かに顔は日本人そのもの。