10月某日、東京で開かれた「一帯一路十周年記念シンポ」で挨拶に立った福田は「構想が発表された10年前には一体どうやって実現するのか若干の疑問があった」とまずは疑問を呈してみせ、すかさず ”しかし” と続けて「習主席の人類運命共同体という理念がある一大構想だった」と褒めに一転。最初に落としたかに見せかけて持ち上げるのはベテラン太鼓もち政治屋が使う常套芸だ。続けて「人類運命共同体は、開放と寛容、公正と正義、調和と共存、多元と互換、団結と協力、これらの前提に世界平和がある、これが人類運命共同体の意味だ」とまあよくぞ次々と単語が出てきたもんだ。
一帯一路の実態は知っての通り貧しい国にインフラ整備の美名の元で高利で巨額な借金を背負わせてヤツらだけが儲ける仕組み。これを「人類運命共同体」とは日本国総理大臣の器ではない。一年で政権を放り投げたこの吾人、いまは身の丈相応の習応援隊長に収まった。
11月 10
2023
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