党の指名争いにやっと若手が名乗り

まず民主党には下院議員ディーン・フィリップス氏(54歳)が名乗りを挙げた。80歳のバイデンに対して世代交替を訴える。ただウクライナ支援や台湾問題、パレスチナ問題など重なる外交紛争にどれほどの力量があるか、アメリカを世界のリーダーとして再び認められる政策を打ち出せるかは不明だ。
一方、共和党はフロリダ州知事ロン・デサンティス氏(44歳)州知事として進めてきた保守政策「フロリダの青写真」をアメリカ全土に拡げたいと訴えるが、強烈なトランプ支持者をどれほど剥がせるかに掛かる。4月には日本を訪れ岸田と会談、日本との連携強化などに意欲を示している。フロリダは多くの日本企業が進出しているから、氏も日本ビイキを明言して憚らない。日本にとっては共和党の方が親和性があるが、トランプが返り咲いたらまた世界が大混乱に陥る。