相次ぐ政治不在の大惨事

北アフリカで相次いで大災害が起きた。一つはモロッコのM6.8大地震。古い建造物が多かったことで死者2万人に達すると云う。もう一つはリビアの大雨によるダム決壊で町や村が流されこちらも死者2万人に達するだろうと。二つの自然災害が被害を大きくした共通項は政府の危機管理、安全対策への怠慢にある。モロッコは旧宗主国のフランスほか海外からの救援支援を拒否するほどの政治的混乱の最中にあり、方やリビアはカダフィ独裁政権から解放されたもの国内が東西に分裂するほどの無政府状態内戦状態にありインフラ整備どころではない。いずれも政治不在が招いた大災害だが、日本でも東日本大震災時は民主党菅直人政権下にあって司令塔の右往左往が災害を大きくした。このことは優柔不断岸田政権にも当てはまりそうで誠に怖い話だ。