文化大革命時に都市の知識青年を農村に送り農業生産に従事させた運動のことだが、実際は農山村の思想改造で社会主義建設を広める政治活動だった。1968年から10年間で1623万の青年が農村に送られたと云う。さて毛沢東を師と仰ぐ習近平は再び「上山下郷」を呼び掛けた。中国統計局は16～24歳の失業率が21.3％に達したと発表した。しかしこの統計数字は誤魔化しで「週に１時間以上の労働」があれば「就業」と認定され失業者に計上されない。だから実態は35％超えだと云う専門家もいる。一番の心配ごとは、この未曽有の深刻な国内問題から目をそらすために「台湾侵攻」に走る可能性は十二分ありだ。そして巷には「自滅する中国・習近平」の解説本が分厚く積まれている。