「偏西風」は北極を中心にして北緯約20〜60度の範囲の上空を西から東に向かって帯状に吹く風。特に極大風速をジェット気流と呼び秒速100mを超す。偏西風の異常が世界の猛暑や大雨をもたらすが、その異常は寒冷化への移行期に発生しやすいことがわかっている。「50年に一度」の記録的な異常気象が頻発する現在の状況はすでに「間氷期」が終わり「小氷期」に入った証左かも知れないのだ。
これまでの研究で「氷河期」は見事にゼンマイ仕掛けのように1万1500年の周期でやってきた。いま我々が生活する「間氷期」は1万2000年前頃から始まっているから確かに既に氷河期に入っていたとしても何ら不思議はない。
7月 23
2023
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