禁止命令 解除せず

原子力規制委員会は柏崎原発の27項目の改善方針のうち核防護上の問題に対する社内意識や不審者の侵入を検知する機器の不具合改善など4項目について不十分と評価、当面は禁止命令は解除せず引き続き追加検査を継続する。規制委は当初、検査にかかる期間として2000時間を目安としていたが、これまでに3400時間を超えて長期化している。追加検査は今後100時間程度を見込んでおり命令解除の判断可否は数カ月後になる見通しだと云う。首相は今夏以降の再稼働を表明していたが東電管内の電力需給は今年も綱渡りの状態が続く。また再稼働による東電経営再建の見通しもますます遠のいた。