「生成ＡＩ」とは、画像、文章、音声、プログラムなど様々なコンテンツをつくることができる人工知能のことだが、特にOpenAI社が昨年11月に突如発表した「ChatGPT」は、ゲームの相手をしたり、音楽、小説、脚本、詩、歌詞や作文、画像まで生成することから一気に世界中の話題をさらった。中には産業革命に匹敵する発明という専門家もいる。ただこのバージョン４のプログラム自体の根幹部分は公開されていないため謎が深まり、性急な出現のため各国とも個人情報保護など法的整備が追いついていない。すぐさまGoogleやAmazonなどからも同様のＡＩプログラムが出てくるだろうから熾烈な囲い込みが始まるだろう。それにしてもＡＩによる新聞記事やテレビ番組や学術論文や国会質問まで席巻する人工頭脳が人間をコントロールする社会になって本当にいいのだろうか。