中国 最悪の黄砂

先月20日過ぎから中国でこの10年間で最悪の黄砂が続いている模様だ。北京では警報が続いている。黄砂は「砂」と書くが実際は砂粒よりもずっと小さなもので2~5µm、スギ花粉は30µmほどなのでその⅙から⅒の小さな鉱物からなる微粒子。中国やモンゴルにはタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原などの広大な乾燥地域があり春になると雪が解けて地表がむき出しになる。ここを低気圧が通過すると激しい砂嵐が起き表層の土壌粒子が上空数千メートルまで舞い上がり偏西風に乗って日本各地に飛来する。