QRコードに詐欺事件 横行

自動車部品メーカーデンソーの技術者だった原昌弘さんが考案し、瞬く間に世界中に広がった「QRコード」を悪用した事件が国内1ヶ月間だけでも1000件が報告されていると云う。
かって「バーコード」は縦縞の1次元で表示されていたため情報量は少なく読取り速度も遅かった。原さんは2次元で表示すれば飛躍的に情報量と速度を増すことが出来ると思い付いた。ただ正確に読み取るには位置や傾きまで読み取らなければならない。苦労の末、コードの3隅に特殊な模様を付けて解決、QRコードの特許権も公開して誰もが利用できるようにした。ここまでは大成功なのだが悪用する輩も増えてしまった。現在、QRコード事業はデンソーから関連会社に移管され新たなコードの開発を進めていると云う。