曖昧な態度が正義を崩す

あげて日韓首脳会談の成果を持ち上げているが、産経は「半島出身の労働者に支払われていた給与袋が見つかり、竹島の領有権同様に韓国側の不当な言い掛かりであることが改めて明らかになった」と報じた。
この発見場所は兵庫県相生市の在日2世宅で、父親は自らの意志で昭和11年に渡航し17年から播磨造船所で働いていた。その時、受け取った給料袋約40点ほか労働者名簿など多数にのぼる。受け取っていた給与(手取額)はいまに換算すると約25万円相当で徴用満期慰労金も受け取っていたことがうかがえると云う。ともあれ「韓国内企業の供託金」で解決したと主張する韓国側の言質を質さずに、確たる証拠をうやむやにするあいまい姿勢こそ日韓問題を拗らせる原因だから、韓国はまた新たなイチャモンを付けてくるに違いない。