ついでに放送法にまつわるもう一つの話題・・・
現在、ローカル局は県域単位で認可され放送しているがこれを見直して県域を越えて放送したり中継局の供用を認めると云う。背景には広告収入の減少に苦しむ地方局の経営難、インターネット動画の普及などがある。それとNHKだけが複数波を許されて巨大化し続ける事情もありそうだ。
しかし広域放送が許されたからといって、伴って広告収入が上がるかと云えばそうは簡単ではない。放送に見合った広域?で営業を営む企業は極めて少ない。また制作能力の減退で、絶えられる高品質の番組を編み出すチカラもない。局経営者は経営難と言いながらまだまだ他業種より楽に収益が上がる仕組みにどっぷり浸かっている。危機感は極めて薄い。企業に最も大切な商品力の意識が極めて薄いのだ。広域放送が窮余の一策なるとは到底思えない。
3月 08
2023
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