アイスペースの挑戦

日本の民間宇宙ベンチャー企業「ispace」は米スペースXを使った月着陸船打上げに成功した。月面到着は約5ヶ月先になるが、成功すれば日本初かつ世界初の民間企業による月面着陸になる。JAXAも来年春には月面探査機の打上げを予定しているがこのアイスペースの着陸が先行すると見られている。
その「ispace」は東京に本社を置くベンチャー企業で米コロラド州にも開発拠点を持つ。社員70名のうち50名が15カ国から集まった技術者。今度の月面探査計画にはTBSやコニカミノルタ、清水建設、スズキ、KDDI、日本航空、凸版印刷などが出資して100億円超の資金調達に成功していた。ともあれ日本のチカラが漸減する中で、民間から世界を目指すベンチャー企業が萌芽したことは喜ばしい。