阿比留瑠比の極言御免

産経「阿比留瑠比の極言御免」で納得の一文を読んだ。
・・・日本をめぐる安全保障環境は悪化の一途だ。ウクライナを侵略中のロシアも、つかれたようにミサイルを連射する北朝鮮も、習近平国家主席の独裁体制を完成させた中国も、まともな民主主義国ではない。特に、尖閣諸島を妥協の余地のない「核心的利益」と位置付け、台湾侵攻の意思をあらわにする中国に対しては備えを急がなければならない。絶対的な権力を手に入れたリーダーはどこかで歴史に名を残すことしか考えなくなる。だから台湾有事はあるかないかではなく、いつあるかだ、という見方はごく一般的になった。ところが現在も中国に対する自民公明両与党の認識には隔たりがあり、公明党は中国を「脅威」としてとらえることに反対している。政治家の最も重要な責務は国民の生命、財産、自由を守ることである。ならば最優先課題は安全保障にほかならない、が、与野党議員とも旧統一教会問題で頭がいっぱいいっぱいで国防など上の空だ。ロシアも北朝鮮も中国もひょっとしたら韓国も手を叩いて喜んでいる・・・