新型コロナウイルスに感染し重症になった人では免疫の制御に関わる遺伝子が作るたんぱく質の量が少なくなっていたとする分析結果を慶応大学などの研究チームが発表した。このたんぱく質を活性化する薬剤が開発されれば新たな治療法になると話す。
研究は感染者の遺伝子のデータを解析、免疫の制御に関わる「DOCK2」の遺伝子領域に変異があると重症化のリスクが高いことを確認した。また重症化で亡くなった人の肺の組織を調べるとこの遺伝子が作るたんぱく質の量が少ないことが分かった。
詳しくは https://www.tmd.ac.jp/press-release/20220808-1/ に載っているが素人には難し過ぎる。ただ研究チームは、慶応、東京医科歯科、大阪大、東京大、京都大、北里、と国立科学技術機構で構成され「コロナ制圧タスクフォース」と呼ばれて新型コロナウイルスの克服、そして次のパンデミックに備える社会の公器となるべく研究を続けている。誠に頼もしい。
8月 11
2022
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