裁判所の迷走

それにしてもBS放送の昼帯は韓国ドラマが目白押し、特に韓国人は法廷ドラマがお好きなようで4〜5番組はある。総じて、法律遵守よりも感情が優先される韓国法曹界の前近代性が露わで、これでは日本企業の資産を没収する判決に拍手する韓国人が多い筈だ。

さて東電株主による裁判で東京地裁は国の地震予測「長期評価」と東電内部の「最大15.7メートルの津波が来る」との試算は相応の科学的信頼性があると認定、元経営者4名に天文学的な13兆円超の賠償支払いを命じた。一方、3年前の最高裁判決は真逆で「事故は防げなかった」としていた。津波被害の予見可能性についてマ逆の判断が示される事態はまさしく迷走、まるで韓国法廷ドラマを見ているようだ。多くの国民は特に武黒&武藤の安全意識と責任感の欠落が大災害をもたらしたと思っている。だからこの度の株主側勝訴に拍手する国民は多いだろうが、しかし裁判所の混乱は韓国法曹界と大差ないとも思うに違いない。