朝日の「天声人語」に信じられない一文が載った。「戦前の満州事変のあと、日本の立場もかくのごときものだった」と戦前の日本になぞらえ「満州事変から泥沼の日中戦争へと破滅の道を進んだのが日本の歴史」と日本批判に論点をすり替えて批判した。批判すべきは市民虐殺を続けるロシアとプーチンなのにだ。この非道なウクライナ侵攻を利用して、自ら(朝日新聞)の反日イデオロギーがさも正しいかのように主張するのは人道にもとる行為だ。
もう一つ、立憲民主党の有田芳生は憲法審査会で「日本国憲法前文には”平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した”とのくだりがある。いまこそこの精神の実現が何より大事だ」と訴え、多くの野党議員も賛同の声を上げた。主権国家の転覆を狙うロシアに「公正と信義」のかけらがあると云うのか。ロシアやプーチンの蛮行のどこに「他国の公正と信義」があると云うのか。
6月の参院選で国家の危機の実例を目の当たりにした日本国民がどう判断するか、目を皿にして見ていきたい。
4月 07
2022
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