昨日に続き、北方領有を勉強中。時系列でなぞってみた。
①樺太と千島列島には古くからアイヌが住み付いていた。
②樺太は江戸幕府直轄地として漁業などを推奨、栄えていた。
③1710年ころから大陸人が進出して毛皮税やラッコ猟などを課した。
④1798年江戸幕府は巡察隊を千島列島に派遣。漁場整備などを始める。
⑤1855年日露和親条約で樺太は日露両国民混在の土地とされた。
・千島列島は得撫島以北がロシア領、択捉島以南が日本領と決まった。
⑥1875年樺太千島交換条約で全千島列島が日本領土となった。
⑦1905年日露戦争に勝ち樺太の北緯50度以南を領有した。
⑧1945年大戦終結後にソ連軍が進駐し千島全域、樺太を占領した。
めまぐるしく変わってきた北方領有。当時、日本政府の地政学上及び地下資源の認識不足などからその重要性を看過したことが国益を大きく損ねかつ領土問題を拗らせた原因と云える。政治の不見識の責任は誠に大きい。
4月 03
2022
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