あれから11年

毎日新聞Web記事に……東日本大震災から11年。元東電社員が僧侶に転身して日光中禅寺で慰霊法要を行った顛末が紹介されていた。畠山慈朋さんは2000年に入社して震災直前の頃は本店広報部に在籍されていたそうだからひょっとしたらお会いしていたかも知れない。福島事故のあと、義父から「住職を継がないか」と打診され「祈りが事故への償いになれば」と仏門に入ることを決めた。2013年に退社して大学で仏教を学び、2015年に輪王寺別院の中禅寺に奉職した。以降、毎日の勤行で被災者の慰霊と復興を祈願「原発事故を起こした会社にいた身として被害に遭った方々のために一生祈り続ける」と・・・何十万という人たちの人生を変えてしまった東電福島事故はやっぱり罪多き ”人災” だったとつくづく思う。