評論家を気取る積もりは毛頭ないが、今度のプーチンのウクライナ侵攻はロシアにとっての「核心的利益」の行使だ。「核心的利益」とは習近平お得意のフレーズで「仮に他国や第三者によって脅かされた場合に武力行使をしてでも死守しなければならない利益」という意味で使われる。このウクライナ侵攻を目を皿のようにして観ているのが誰あろう習近平。NATOの東方拡張阻止でロシアを支持し、米国の動きを分析し、台湾奪取の構想や戦術を具体化させている筈だ。習近平はプーチンと同じくバイデンを「ただの老いぼれ」と見下しているから、パラ五輪が終わった時点で台湾侵攻に動くに違いない。その時に外交と軍事に疎い岸田+林がどんな対抗策を取るのか取れるのか。林に至っては1週間前にロシアと経済協力会議を行ったトンチキだ。だからこんな政権では日本の国益は「拡散的損失」(核心的利益の反対語〜小生の新造語)を被ることになる。それは尖閣を獲られ、沖縄が手中に収められ、二階派政権が実現し、日本が中国の属国になること。損失は拡散的にまさしく末広がる。
2月 26
2022
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