歪んだ五輪……不可解・不手際・茶番

五輪の信頼性が大きく揺らいで世界中から批判の声が相次いでいる。今さらでなく、全ての競技は、公平、公正、明確さ、が保てなければいかに名勝負があったとしても意味がない。北京ではIOCや北京大会組織委の対応があまりにも不明確で混乱に拍車をかけた。特にIOCバッハ自らが中国寄りの言動を繰り返し五輪を地に堕とした。
(中国製用具の不良は相次いだが)「カーリング」は500年以上も前に英国で生まれた競技で審判は不介入を基本とする。ゴルフと同じように各自がフェアプレー精神にのっとり、協力し合ってルールを解釈しセルフジャッジで競技を進行する。審判はいるがプレー中に両チームの話し合いで結論が出ない場合のみ判断を下す。この「カーリング精神」があればもっとスッキリした大会になるはずだが、その前にカネにまみれたIOCの改革から始めよう。偏った政治的言動をしても更迭できない腐った組織だから歪んだ大会になるのだ。国連安保理と五輪組織委員会、その機能不全はよく似ている。