恐ろしい絶対的コーチ

ドーピングで大騒ぎのワリエワ15歳に禁止薬物トリメタジジンの他に2種類の薬が検出された。いずれも心臓疾患の治療薬で3種類を併用することで持久力を高め、疲労を軽減し、酸素の消費効率を促進する効果が高まると云う。
ロシアフィギア界は絶対的コーチのエテリ・トゥトベリーゼに牛耳られている。若い選手たちは「エテリ組」と云われ、食事から日常生活まで厳しく管理、従わない選手は簡単に切り捨てられる。この悪徳コーチ「16歳以下であればドーピングしても罪に問われない」と云う制度を逆利用していることは言わずもがな。それでもこの選手やコーチにものが言えない「世界ドーピング防止機構」や「国際オリンピック委員会」とはまるで国連安保理事会のような無用の長物だ。