三幸製菓荒川工場の火災で6人が亡くなられた。誠にお気の毒だ。煎餠の焼きかすから出火、過去に8件同様のボヤが発生していたと云う。いちに防火管理のズサンさだが、ムゴイのは全員が焼死であったこと。まさかお母さん4人は消化を試みて逃げ遅れたのだろうか。当然、業務上致死事件として捜査の手が入るだろうが、未だに社長の謝罪はなく対応に誠実さが見られない。急膨張の会社にありがちな起こるべくして起きた人災事故だと思う。
専門家は「消防車20台出動したが実際の消防活動は数隊。消火のための放水の水利がなくホースの延長も建物から距離があり過ぎて難しかった。糸魚川市大規模火災と消防活動の内容が類似していて地方消防体制が小さいことが大惨事につながった」と指摘する。
消防本部は現在、全国に724署に細分化されているが警察本部のように都道府県消防本部体制にすべきだ」との声が上がる。全国消防組織では緊急消防援助隊、広域消防応援隊など形はあるがそのたびに編成するため出場が出遅れ消防活動も後手になる。都道府県消防本部体制ならば各本部体制の指揮下で短時間に消防活動が可能になると云うのだが・・・政府の腰が重いのは「歳費削減」があるのだろう。コロナ渦で医療体勢崩壊と実によく似ている。
2月 17
2022
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