オーストラリア議会の委員会は台湾のＴＰＰへの加入申請を支持するよう政府に勧告する報告書を公表した。新型コロナウイルスへの対応などをめぐり対立している中国については「威圧的な貿易措置」を改めない限り加入交渉に応じるべきではないとの意見も添えた。委員会の動きとはいえ日本のそれとは遙かに健全で迅速だ。さらに英国と韓国の加入も支持したうえに米国のＴＰＰ復帰にも期待を示したが、韓国については日本の認識とは違うようだ。ただ前々首相の親日家アボットさんは反対派に押し切られて退任し次のターンブル政権も一夜にして退陣に追い込まれた。野党の中には強烈な親中派が蠢いて、また中国接近も十分あり得ると云う。
台湾蔡英文総統はＴＰＰ加盟に日本の後押しを得るべくやっと福島周辺からの農水産物輸入禁止を解いた。が、台湾内では相当のリスクを負ったとの見方もある。だからこそ蔡さんに早くエールを送る意味からも日本は台湾支持を早く打ち出すべきではないのか !!