似たもの同志 プーチンと習近平

いまのウクライナ情勢はちょうど日露戦争前、朝鮮政府(大韓帝国)がロシアの影響下に入ろうとした状況によく似ている。仮にロシアが朝鮮を支配していれば明治日本はロシア帝国からの強い軍事的圧力を受けることになるからだ。だから日本はやむにやまれず大国に立ち向かった。
さてプーチンはウクライナのNATO加盟を阻止するため大軍を差し向けて米欧との対決姿勢を強めている。これをロシア国民は好感して直近の支持率は69%、2ヶ月前より4ポイント上がり、不支持率は29%前回より5ポイント下がった。問題はここからで、この状況をつぶさに観察しているのが”皇帝”習近平だ。プーチンがウクライナを手に入れたとなれば習近平が台湾に中国軍送り込むのは時間の問題。バイデンの軟弱外交は早々と「ウクライナに米軍派遣はない」と言い切った。米軍が出てこないとなれば台湾占拠はいとも容易い。さらに中国民の支持が上がれば皇帝の3期目も安泰になる。狡猾で執念深い習近平、プーチンとは似たもの同志。思考パターンは実によく似ている。