先進国の条件?

最近の韓国内では「韓国は先進国の仲間入りを果たし、いくつかの指標は日本を完全に追い越した。いずれはG7の座を韓国に明け渡すかも知れない」との論調が出てきた。事実、韓国に後塵を拝す数字はあるが「先進国」と真に認められるには、まず国際法を遵守し、政府の思惑と国民感情に左右される裁判官は退場し、冷静に公正に歴史に立ち向かう、政府と国民挙げて「品格」が備わっているか否かに掛かる。産経論説委員の黒田勝弘は「韓国は先進国になり日本に学ぶものはないとの見方もあるがどうか?」と聞かれて「80年代の日本で〝ジャパン・アズ・ナンバーワン〟という日本礼賛論が広がっているとき〝欧米に学ぶものはない〟などと考える日本人はいなかった。先進国とは量ではなく質だからだ。いま中国を先進国という人はいるだろうか」と答えたと云う。小生、日頃は黒田氏を好みとは思わないが、この受け答えは大変結構で少し見直した。
G7の国々で特定国に対し国民感情を理由に不法無法を許している国はどこにもない。だから韓国はまだまだ先進国にはほど遠い。