「世界の総人口は78億7500万人、その6割に当たる46億人分の資産は超富裕の最上位2750人の資産以下」そんな超格差社会の実態をフランスの調査機関「世界不平等研究所」が発表した。たった2750人の資産額が1500兆円を超えていると云うのだ。日本でも「資産上位10%の合計が国民総資産の58%を占める」と・・・驚くべき格差社会の実態。
読売は「豊かさ 歪む世界」の大見出しに「マンハッタンのマンション1戸が194億円」と格差社会の連載を始めた。米国内の億万長者たちのテレワークは気候が安定していて自然豊かなアイダホ州やオレゴン州に広大な邸宅を建て、事務所があるサンフランシスコやワシントンには個人ジェット機で出社する。まるで映画のような瀟洒な暮らし振りだ。
中国でも経済発展を優先する政府の保護政策を受け超富裕層を生んだ。破綻した不動産業「恒大」はその典型で「国家資本主義」の恩恵を享受した。これを放置すれば大衆の不満が爆発して共産党支配も危ういとみた習近平は「共同富裕」を掲げて統制強化に舵を切ったが、一度手にした「拝金主義」はそう簡単に手放せない。総じて、人間の強欲は自らの破滅ももたらす。ちょうどコロナウイルスが急膨張して破滅を始めたように… !!
1月 11
2022
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