何処も同じ おかしな地方議会

地方自治体の議会は時々おかしな動きをするが台湾でも同じような事例があったようだ。ことの顛末…台湾南部の台南市市議会は台湾が正式名称としている「中華民国」から「台湾共和国」への名称変更を政府に要請する臨時動議を可決した。この動議を提案したのは何と野党親中派の国民党議員。審議の際に「(与党民進党の議員に向かって)君たちには本当に台湾を独立させたい気概があるのか? その勇気がないなら有権者を欺しているだけではないか」と迫って国名変更の動議を出した。これに抗う理由はないから与党は”反対”せず、国名変更動議はすんなり通ってしまった。親中派の議員は「民進党を困らせようと提案した積もりだったが反対が出なかったことは想定外」と。中央政府はもちろん台湾独立が悲願だが地方議会の提案をそのまま鵜呑みにするとは思えない。人騒がせな地方議会は何処も同じだな。