年寄りの繰り言?

この二日間のミニイベントのことで、今さら誰かを諭す積もりはないけどどうしてもメモっておきたいコトがある。
ほとんど無償の事業だから仕方ないとはいえ、音響機材とオペレーターの具合は実に拙い。PA音質は悪く音楽的感性はなし。せっかく準備した音源や台本はほとんど意味を成さなかった。こういうスタッフとの仕事は楽しくないし時間の無駄だ。
そもそも番組制作でもイベント運営でも「音」を制する者は全体を制すと思っている。音がしっかりコントロールされている制作物は内容もレベルも間違いない。最近のバラエティー番組はお笑いタレントがひな壇に並んでワイワイ賑やかしく一斉にしゃべりまくり何を言っているかほとんど聞き取れない。ところが力量あるディレクターに掛かると一人一人の話が際立って聞こえてくる。これは明らかに「音」を制し番組全体への配慮が行き届いているからだ。
こんなコトをいまの後輩たちに言い聞かせても馬耳東風、聞き流されるだろうから黙ってその力量を測っているが、年寄りの繰り言だろうか?