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何度か市役所へ行ってつくづく思った。医療保険証、介護保険証、国民年金などの停止申請や印鑑証明証の返納は担当者が入れ替わり来てくれて格段に便利になった、が、それぞれに申請書を書く必要は残る。政府はカードの取得促進だけは一生懸命だがカードの利用方法や利便性の整備には極めて消極的だ。カードが市民生活に便利なものであれば莫大な広告費を使わずとも、こぞって自ずとカードを取る人は増える筈だ。本末転倒の政府施策、デジタルとはほど遠い作業を強いる実情に、これで日本全体でどれほどカネと人手と時間が使われていることか。