和菓子の代表格は羊羹。しかしその甘さが仇になって売上げは低迷している。ところが京都で218年の歴史を受け継ぐ老舗和菓子店「亀屋良長」の女将が羊羹を薄くスライスして販売したところ人気に火が付き売り上げは1000倍になったと・・・
小学2年の息子から「パンにあんこを塗って」と云われたことがキッカケで「薄い羊羹ならばパンと合わせられる」とひらめいた。さらなる転機は近くのデパート担当者から「あんこの催事をしたいので何か面白い商品を開発してほしい」と依頼があったこと。そこで試行錯誤を重ね、粒あんをミキサーで挽き皮を残した状態でペースト状にする方法を考案。厚さはバランスが最も優れていた2.5ミリにした。こうしてスライスチーズのように食パンに乗せてトーストできる「スライスようかん」が誕生した。
11月 08
2021
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