恐るべし 安倍晋三

正論12月号に産経論説委員の阿比留瑠比氏が自民党総裁選に寄せて「やっぱり恐ろしい安倍晋三という男」という一文を載せた。
自民党総裁選で宿敵や姦物4人を一気に片付けたからだ。自民党不人気の一因となっていた二階俊博は役職を追われて求心力と自派も勢いを完全に失った。総理総裁の座を担うには修行が足りなかった河野太郎は高市の後塵を拝して三位に留まり修行からやり直す。背後から矢を射続けた石破茂は完全に終わった。中身がなく人気だけの小泉進次郎は父親以来のポピュリスト政治の旗をひとまず下ろすことになった。いずれも安倍晋三の作戦勝ちだろうが、裏で糸を引く院政は決して褒められたものではない。安倍さん、ほどほどにしないと、やがてブーメランは我が身に戻るーーー