中国 不動産業界崩壊の余波

そもそも「社会主義市場経済」を掲げている中国、土地は国のもので個人は所有できない筈なのに不動産売買価格高騰とはこれ如何に・・・中国では土地の所有権は国が持ったままで売買されるのは建物。その使用権が建物価格の中に含まれている。使用権は住宅は70年、工場用地は50年で期限が来たら国に返すことになるが、住宅用土地の使用権は期限がきても自動更新となる。なので建物買いに殺到するわけだ。
この不動産ブームは中国プロサッカー1部リーグ全16クラブのうち15クラブでオーナー企業が不動産事業に関わっている。あの習近平は大のサッカー好きだからいずれはサッカーW杯の誘致が国家目標。だから不動産業界挙げてスタジアム建設にも勤しんできた。ところが各社の経営危機からチームを手放したり競技場建設が途中で止まったままでサッカーどころではなさそうだ。これはこれで大変結構!!