ノーベル物理学賞受賞者で日本学術会議会長の梶田隆章が計画書を提出した「大型低温重力波望遠鏡KAGRA計画」は事実上、重力波の検出が不可能になっていることが週刊文春の取材でわかった。投じられた税金は建設費164億円+運営費26億円。計190億円に及ぶ。この予算獲得のため誇大論文が書かれていたとの指摘もあり、同様の研究で各国が実績を挙げる中、日本の科学は敗北したようだ。やっぱり日本学術会議はいったん解散して出直したらいい。
KAGRA計画とは
大型低温重力波望遠鏡で1辺が3kmのL字型2本の真空配管の中を光(レーザー)を何度も往復させ最終的は光の干渉を用いて重力波で引き起きされる僅かな空間の伸び縮みから重力波を検出する仕組み。腕の両端に設置されたレーザー光を折り返す「鏡」の微振動をどこまで抑えられるかが検出器の感度向上の鍵となる。岐阜県飛騨市の地下に建設された装置は世界で4台目、アジアでは初となる。昨年2月末から重力波観測のための連続運転に入っていた。
10月 25
2021
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