ショパンコンクール

今回のショパンコンクールは希に見る混戦だったようで最終発表は4時間も遅れた。結果は反田恭平さん2位、小林愛実さん4位。反田さんは邦人最高位タイ、日本勢W入賞2005年以来16年ぶりだと。
YouTubeを観て聴いて(もちろん素人だが)審査員は会場2階席の最前列に並ぶから優勝者ブルース・リウの強いタッチで音は会場いっぱいに響いただろうが、いまはCDやDVDで鑑賞する時代。ましてショパンだから強さより繊細さがよりポイントだと思うのだが。反田恭平さんの「ピアノ協奏曲1番」はブルース・リウよりもオーケストラから音を引き継いだり渡したり、素人でもハッキリ分かるほど協奏していた。これは中国人や韓国人には出せない、日本人特有の繊細な感覚を世界中で中継を観たフアンは感じた筈だ。会場は演奏が終わる前に拍手に包まれた。これぞ日本の誇り。