枝野幸男の危険度

衆院総選挙戦が始まった。自民党(現有276議席)をがどの程度減らし立憲民主(現有110議席)がどれほど伸ばすかが注目される。が、立憲民主と共産党は共闘を組んで21選挙区で一本化を進めるが、かえって共産化への危険度が増して有権者の反発が強まるだろう。自民幹事長甘利は「もし立憲民主が中心の政権になったら日本史上、初めて共産主義思想が加わって国を動かすことになる。自由主義か共産主義かの政権選択であることを忘れてはならない」と警戒を呼びかけた。
人気低迷の自民とはいえ枝野幸男の人気も一向に上がらない。幹部の顔ぶれが代わり映えせずスキャンダル追及など政権批判ばかりで旧民主党失敗政権(枝野+福山+安住)そのものだが、そもそも福島原発事故の対応失敗は菅直人と枝野幸男ではないか。それがコロナ対応は失敗と云うのだから説得力はない。しかも消費税10%増税は野田+岡田の民主党政権時で、枝野が5%減税を言い出しても誰が信用するか。もっと危険なことは冒頭の枝野が共産党を抱き込んで野党連合を目論むこと。雑誌「ジャパニズム」2019年6月号には「立憲民主の枝野幸男や辻元清美、風前の灯火社会民主の福島瑞穂などは80年代に全盛を迎えた左寄り教育を受けているため共産党の理念を抵抗なく受け入れられる」と説明するが、連合傘下の一般労働者がどれほど理解しているかは心許ない。