自民党 対中路線の転換?

岸田は対中路線で柔軟な姿勢を取ってきたが、自民党四役人事では対中強硬策を主張する幹事長と政調会長が就いた。
甘利は党内の経済安全保障の第一人者。感情的な反中議論ではなく、貿易投資に関する法案策定や国際機関人事での競争力強化などを打ち出し、冷静かつ理知的に日本が国際社会でリーダーシップを発揮する動きを推し進めてきた。今後は幹事長として経済安全保障議論をますます加速させるだろう。また保守強硬派からの支持が厚い高市早苗が政調会長に就いたことも対中強硬策の布陣だ。よって岸田内閣よりも自民党の方が先んじて対中強硬策に転じることは十分あり得るのだ。これはこれで大変結構だと思う。