日本人の「完成」は古墳時代だった?

日本人の起源は列島に住み着いていた縄文人に大陸からの渡来集団が混血して弥生人となり現代の日本人につながったとするのが定説。しかし金沢で発見された約1500年前の古墳時代の人骨DNAを解析した結果、現代日本人に見られる東アジア人特有の遺伝的な特徴が見つかり、これにより大陸からの渡来人の大規模な移住は約3千年前の弥生時代だが、それ以降も東アジアから海を渡って集団が次々に渡来し、織物や土木などの新技術を伝えて古墳時代を築き現代の日本人につながったとする新説が発表された。
縄文弥生に続く250年頃、有力豪族がヤマト王権に収斂されやがて倭の五王が君臨。そして蘇我馬子や聖徳太子、推古天皇、天智、天武の治世になると「倭国」から「日本国」に移り変わる時代で、日本国黎明の時代に現代日本人のルーツも確立したと云うことだ。