最近のデルタ株は ”飛沫感染・接触感染” よりも「空気感染」で拡散していると云う。空気感染とはマイクロメートル(0.005ミリ)以下の「エアロゾル」が空気中に長時間漂っていて同じ室内に居るだけで感染してしまう。例えば100人ほど入る教室で感染者が一番前に座っていた場合、インフルエンザは感染者の周り3〜4メートル以内範囲まで、水痘は前から半分ぐらいの範囲まで、はしかは一番後ろの人まで感染するチカラ?がある。デルタ株は「はしか」並の極めて強い感染力を持っていると云うのだ。だから政府が呼びかける時短の会食や飲食制限くらいでは収まる筈がない。空気感染を防ぐ手立ては①布製マスクは全く効果なしで、より隙間の小さな不織布マスクがいい。②換気装置や空気清浄機などを正しく活用。等々、これまでの対策を早急に見直す必要がある。いま政府や専門部会がやるべきことはこのような情報を分かりやすく丁寧に発信することだ。「光が見えた」などトンデモない。
8月 30
2021
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