バドミントン男子ダブルス決勝で台湾の李洋+王斉麟組が中国人選手ペアを下し金メダルに輝くと全土は大興奮、蔡英文総統は「我慢できずに東京に電話をかけた」とFaceBookに記した。台湾は「チャイニーズ・タイペイ」の名称で五輪に参加しているから「国家」演奏や「国旗」掲揚はない。ただ先立つ開会式選手入場でNHKアナウンサーが「台湾です」と紹介すると「やっと自分の名前で呼んでもらえた」と大歓喜の様子を台湾紙は伝えていた。
香港はフェンシングの張家朗が優勝。中国返還後、初の金メダルとなった。張が勝利した瞬間、香港中心部のショッピングモールは大歓声が沸き起こった。しかし表彰式で中国国歌が演奏されると歓声は一転してブーイングに変わり「私たちは香港人だ」のかけ声が響いたと云う。
政治に翻弄されない真のスポーツの祭典にすべきだが、中国資金にまみれたバッハの国際オリンピック委員会では絶対に無理だ。
8月 03
2021
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