最後、最後って、いつが最後?

日本選手の活躍で国内が狂喜乱舞する中、ついに新型ウイルスの爆発的感染が起きている。緊急事態宣言「これが最後…」と”最後” が5回目。すっかり慣れっ子になって特に若い世代は恐怖感が薄れているし菅や小池が発するメッセージには自己PRの「人流は減っている」「治療効果が出ている」といちいちに言い訳を付けて楽観バイアスも生んでいる。
そんな最中に山梨県教育委員会の12名は「五輪もやっているしゴルフと会食くらいはいいだろう」と遊びに興じた。県が「今年の夏は普段から一緒にいる家族、友人と静かに過ごして」と呼び掛けているのにだ。これでは国民が政府や役人の言うことを聞く訳がない。「国民の命と健康を守り抜く」と繰り返す首相の言葉が何とも空々しい。