とてもこころ穏やかにテレビ中継をみることは出来ない。
1976年から五輪を支えてきた有力スポンサー「マクドナルド」は「費用対効果を期待できない」とスポンサーから撤退した。当然、国際オリンピック委員会にとっては大打撃だが、これを見越したかのように中国企業「アリババ」や乳製品メーカー「蒙牛乳業」が新たな協賛スポンサーとして名乗りを上げ、総額3000億円の支援を行うと発表した。先日の会長バッハの日本を中国と言い間違え、中国様々のこんな有難い背景があったからだろう。
そして8年間の資格停止を受けていた中国競泳選手孫楊の処分が取り消され、次回パリ五輪の出場が可能になった。これは中国企業が多額の協賛を申し出たあとだから、チャイニーズ・マネーに頼らざるを得ないIOCからの〝大プレゼント〟だと云える。いずれにしてもこれからの五輪は中国の意向を伺う「中国五輪」の様相がいっそう強くなる。
7月 23
2021
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