深層崩壊

山の斜面が崩れる「斜面崩壊」には2種類あって「表層崩壊」と深層崩壊」今度の場合は人工的に10m以上の厚みで造成された土砂も一緒に崩れた。静岡地方気象台は土砂災害警戒情報を発令していたが、熱海市は土石流が発生した時点で市内全域に警戒レベル3、危険な場所から全員避難するよう呼びかける「避難指示」は出していなかった。専門家は雨が短時間に集中して降ったわけではなく「2日くらいにわたってそこそこの強さで降り続き厳しく警戒するタイミングを計るのは特に難しい降り方だった」と云うが、被災者の中には「警報が出ても果たして直ぐに避難したかどうか?」と慢心を自戒する言葉も聞かれた。
自然災害といえども「人災」の要素は必ず加わる。今年秋「みんなの防災フェア」(ハイブ長岡)は開催が決定したと聞いているが、また一つ注意喚起のテーマが増えた。