カタリン カリコ博士

コロナワクチンの切り札、mRNAワクチンを開発したカタリン・カリコ博士と山中伸弥氏の対談を見たが、終始、博士の真摯で控えめな人柄が素晴らしい。
mRNAワクチンとはコロナウイルスの遺伝情報から表面に作る突起情報だけを取り出して人工的な「mRNA=メッセンジャーRNA」を作りそれを特殊な脂の膜で包んだものだ。これを注射で体内に入れると細胞はmRNAの遺伝情報を読み取り、ウイルスの表面にあったものと同じ突起だけを作る。これを血液中の免疫細胞は異物と認識して次々と抗体を作る。抗体が出来ると本物のウイルスが体内に入ってきても抗体がウイルスに取り付き感染を防ぐ。このmRNAワクチンは変異ウイルスに対しても4〜6週間で作れるというから凄い技術だがどうして日本でも出来なかったのか、巷間云われるように日本の研究体制、政治体制に問題があったことを研究者政治家は本当に反省修正して欲しい。私のワクチン接種はまだ30日先だ。