「日本は東京オリンピックを開くと云うのにどうして運動会はダメなの?」との素朴な疑問の声が運動会を中止した小中学校で上がっていると毎日新聞は書いた。開催反対派の人たちが選手に向かって「開催に反対せよ」というのは全く筋違いだし間違っているが、こういう子供たちの疑問はよく分かる。
柔道の元世界女王で日本オリンピック委員会理事の山口香氏は「国民の多くが疑義を感じているのにIOCも日本政府も大会組織委も国民の世界の声を聞く気がない。平和構築の基本は対話でありそれを拒否する五輪に意義はない。開催可否の判断についてもう時機を逸した。やめることすらできない状況に追い込まれている」手厳しく批判。これまた尤もな意見だ。
一方で韓国の前首相は「東京五輪公式ホームぺージ上の地図に”竹島”が日本領土として表記されているが韓国政府は強力に削除を要求すべきだ。これを日本が拒否すれば五輪不参加をすべき」と発言。これまたオリンピックに政治を持ち込む許しがたい行為。もともと竹島は日本領だから削除なんぞとんでもない。日露戦争時の敵国ロシア製地図にも竹島は日本領であることが明示されている。五輪開催自体が危うい上に韓国ごときの不参加、大変結構だ。