接種率が世界最低レベルにある日本のワクチン接種、政府の対応もワタワタオロオロするばかりで、国産ワクチンは未だに完成しないお粗末が続くが、神戸市では配送業者が常温でワクチンを放置して960回分がパーになる不始末。奈良生駒市ではワクチンと間違えて「生理食塩水」を打つ極初歩的ミスも発覚した。政府と菅首相は何度も「65歳以上接種は７月中に完了する」と云っていたが、ワクチンの確保と自治体の対応遅れで終わりは見えない状況だ。全国1741自治体のうち251自治体が「終わらない」と答え、接種対象の3600万人のうち少なくとも350万人は未接種となる模様だ。この状況下でオリンピック・パラリンピックに一番浮かれる若者と壮年層が一切ワクチンを打っていないのだからとても開催条件が整っているとは云えない。とにかく早々に「中止」を宣言して全国民が速やかにワクチンを打つことに専念すべきだ。そして一連の政府対応と厚労省の失敗を繰り返さないように正しく検証を進めて欲しい。