読売の直近の全国世論調査、コロナ対策を巡る政府の対応を「評価する」との回答は23%、「評価しない」は68%で過去最も高い。また東京五輪パラリンピックも「中止する」59%が最も多く「開催する」は「観客数を制限して」16%と「観客を入れずに」23%をあわせて39%にとどまった。読売でさえこの数字だから朝日や毎日は推して知るべし。
党内からも菅さんの冴えない顔付きと歯切れの悪さから「もうもたないのでは」「菅首相では選挙は戦えない」との声が上がり始めた由。政府は「人流を減らせば新規感染者数が大きく減る」というシナリオだが科学的根拠はなく、規制したり元に戻したり政府のコロナ対策が場当たり的で迷走を続けている。頼りにするワクチン接種もなかなか進まない。それもこれもオリンピック開催に拘るチグハグな対応が元凶だと思う。開催を決めても「東京は日本は危険」として選手派遣を止める国が続出するだろう。かって東日本大震災時の内閣は民主党菅直人。ゴテゴテの対応と思い込みの激しさで将来に禍根を残す結果になったが、どうやらコロナ渦の菅政権も同様の評価が下されそうだ。
5月 11
2021
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