本日74歳

ちょっと生意気だが「”世界がどんどん悪くなっている”はフェイクニュースか」について所感を留めよう。
「豊かな社会でもアメリカのような格差社会より北欧のような格差の小さな社会の方が望ましい」か「シンガポールや香港のように豊かだが不平等な国が旧共産圏の東欧諸国のように貧しいが平等な国より社会的に健全だ」と意見は二分する、が、米国の衰退に伴って中国と新ウイルスが首をもたげ、世界秩序と人類生命を脅かす21世紀は間違いなく悪化の一途をたどっていると思う。けんか腰の外交姿勢、軍事力による拡張主義、習近平はコロナ危機さえ覇権拡大の好機と見なすが、過剰な支配欲は必ず自国と自身に跳ね返ってくるだろう。独善的な価値感と力尽くの横暴を世界が許す筈がないし、そうでないなら内部崩壊が起きる。だから日本は日本人は大局を見失わず世界とつながっていることが21世紀をいい方向に向ける唯一の手立てだ。特にEUを離れ、かっての海洋国家として地球を俯瞰し始めた「英国」は最重要パートナーだから日米同盟を基礎に日英同盟も再構築を急ぐべきだ。と秋本千明氏の「復活! 日英同盟」を読みながら思った次第。