肝臓病で1日4食の「夜食」療法?が注目されている。夕食を午後7時、朝食を午前7時に食べるとすると、夕食から翌日の朝食までの12時間は絶食していることになる。肝硬変患者はもともとエネルギー消費量が多い一方で肝臓でのグリコーゲン貯蔵量が少ないため慢性的にエネルギーが欠乏した状態になる。そのため肝硬変患者は健常者が3日間絶食にしたときと同程度の飢餓状態になり毎朝ダメージを受けていると云うのだ。そこで就寝前にもう一食軽く夜食をとって肝臓が夜間にエネルギー不足にならないようにするのが夜食療法だ。もちろん栄養過多で肥満にならないように朝、昼、夕の食事量を少しずつ減らして夜食分約200キロカロリー程度を浮かす。しばらくは高野豆腐小パックと牛乳をカップ半々に割って摂ってみよう。これなら簡単で消化もよく200kcal程度は摂れるはずだ。
3月 25
2021
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