聖徳太子展

ことしは聖徳太子(574〜622)の1400年遠忌にあたり特別展「聖徳太子と法隆寺」が奈良と東京で開かれる。(月並みだが)日本国国民がかかえる困難に、太子に心を寄せることでその理想に思いを馳せ歩むべき未来について考える意味は甚だ大きい。7月13日からの東京展(東京国立博物館)には何とか行ってみたい。
ひところ大山誠一などの「聖徳太子はいなかった論」がマスコミが煽り立て、文科省インチキ役人が教科書を作り変えてしまった。旧石器捏造事件と同じく、一攫千金を狙うエセ研究者とマスコミと文科省の三馬鹿トリオがまたもや古代史研究を退化後退させてしまったのだ。しかし最近は「聖徳太子は実在して賞賛されて然るべき偉大な人物だった」という真実を論理的実証的に論破する研究が多い。歴史のミステリーを科学的に検証したBLUE BACKS「日本史サイエンス」が馬鹿売れだが、邪馬台国の所在や聖徳太子の謎などにもぜひ迫って欲しい。